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地域猫活動を広げたい「江の島の取り組み」

フリーペーパー「瞳としっぽ」に掲載している「地域猫活動を広めたい」、

ブログにも掲載しては…というご意見を頂いたので

こちらのブログにも載せていこうと思います。

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「瞳としっぽ」 2010.9月号

「観光地・江の島の取り組み 江の島のネコ募金」

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捨て猫問題で頭を痛めているのは住宅街だけではありません。

日本全国どこの観光地や港町に行ってもノラ猫を見かけます。

でも横浜の公園などでは地域猫活動が盛んなので、

デジカメや一眼レフを抱えた観光客相手に

記念撮影に応じている地域猫たちにもよく出会います。

猫と出会うことを目的とした観光客やブロガーも全国的に増えていますから、

ノラ猫に不妊・去勢手術を施して

地域住民が観光資源として地域猫と共生する新たな動きも広がっています。

 

神奈川県には『江の島』という湘南一の景勝地があります。

江の島大橋を渡るとそこは周囲4km、標高60mの小さな『江の島』です。

役小角が開基し島全域が聖域として扱われ、

空海や円仁も修行したと伝えられています。

源頼朝や北条時政、徳川家康も参拝した信仰の盛んな島で、

山頂に登るまでにはいくつもの鳥居や神社が続きます。

広いヨットハーバーもありマリンスポーツや観光で訪れる人は年間100万人以上、

参道はいつ行っても多くの観光客で賑わっています。

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江の島は人口400人ほどの小さな島ですが、

ここには200匹とも400匹以上ともいわれるノラ猫たちが暮らしています。

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ノラ猫といっても車に乗せられ人間の手によって捨てられた猫たちです。

1980年代に江の島では捨て猫、ノラ猫が問題になり、

地域住民や参道の商店主、ボランティアたちによって

「江の島ネコ募金」の地域猫活動が始まりました。

Photo

観光客の募金によって不妊・去勢が施された猫は200匹以上

多くの猫たちは地域住民や商店主に可愛がられ、

観光客が近寄っても逃げることなく擦り寄り、記念撮影に応じています。

山頂の展望台までの道のりでは探さなくても10匹以上の猫に出会うことができます。

Img_9741a <エスカー乗り場にも>

今では猫に出会うために江の島を訪れるリピーターも多くいます。

江の島の猫たちは心無い人間によって捨てられた猫ですが、

今では日本中のブログに登場する日本一有名な猫たちかもしれません。

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<座布団で仲良くお昼寝の 猫様>

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<多く観光客の記念撮影にもお構いなくZzz…>

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<鳥居の前には狛犬ならぬ招き猫?>

観光客を呼ぶ江の島の猫たちは、神様と同じくらい大切にされているようです。

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観光客に可愛がられて一日の勤めを終えた猫は人間のお母さんと帰っていきました。

この島の猫たちがいつまでも穏やかに暮らせますように、

いつかこの島にも捨て猫がなくなりますようにと願い島を後にしました。

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宮崎県内の観光地でもノラ猫、捨て猫の相談をよく受けました。

ひとりで不妊・去勢手術を長年頑張っている方も多くいます。

地域住民の協力があって初めて成功する地域猫活動です。

観光宮崎にも一日も早く地域猫活動が広がりますように…と願っています。

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