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どれくらいの期間・・・

震災から8ヶ月も過ぎ、東北から遠く離れた宮崎では、

被災地のことも思い出すことも少なくなってきました。

どんなに時が経っても忘れないようにと

私自身は被災地に行き自分の目で直接見てきましたので

折を見てこの話題を書き続けていきたいと思います。

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関心のある方はお付き合いください。

 

私は現在も、被災動物の問合せのボランティアを担当させて頂いています。

ネット社会ですからね、遠く離れていてもできることはあります。

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ネット上にはたくさんの被災動物情報のサイトがあります。

 

最近、宮城県の迷子動物に隣県の福島や岩手からの問合せが増えてきました。

特徴は似ていても、「隣の県だから違うのに…、探し方も分からないのかな」

「いくらなんでも隣の県に流れつかないよね」と思い作業をしていたのですが、

でも先日、ある方のメールで気付いたのです。

この方達は決して探し方が分からないのではないのです。

自分の住んでいた町、市、県、保健所、動物愛護団体、動物病院、

近所にチラシを張り、探せるところは全て探しても見付からない中で

他県の情報を目にして、ほんの少しでも自分の愛犬、愛猫に似ていれば、

僅かな可能性に掛けて問合せをしてきているのです。

家も家財も全て流されても、一緒に暮らしていた犬や猫は家族と一緒、

遺体が見つからなければ8ヶ月経っても諦めきれないのです。

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自宅から離れた所に避難して、探しに行きたくても車もガソリンもなく

「かわいそうなことをした…」と今も悔やんでいらっしゃる方もいました。

 

詳しい特徴や写真をメールすると、

ほとんどが「似ているけど違いました」との返事で

震災から8ヶ月も経つと直接のマッチングまで進むことも少なくなっています。

石巻動物救護センターでボランティアをしていた時は、

面会など被災者の方と会う機会があると

あの大震災の中、大津波が迫る中、どうやって犬猫と逃げ、助かったのか

貴重な体験を聞くことができましたが、

今はまた別の形で貴重なお話を読ませて頂いています。

皆様たくさんの想いを書いてくださるのですが、私は、

「きっと優しい方に保護されて元気に暮らしているここと祈ります」と

ありきたりの返事しか書くことが出来ずにいます。

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「被災者」と呼んだり、書いたりしていますが、

最近、少しこの言葉にも違和感を感じています。

3月10日まで私達となんら変わらず、

温かいお家で、家族と、犬と、猫と楽しく過ごしていたはずです。

今、ネット上には3月10日で更新の止まったブログが多数あるのをご存知ですか?

そこには、私達と同じ様に美味しいものを食べたり、旅行に行ったり、

犬や猫と過ごす家族の写真があります。

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大震災が起こり、自分の町が壊滅し、家も車もなくなり、

大切な家族も、猫も行方不明になったら

私はどれくらいの期間探し続けるのだろうと考えてみます。

半年、一年?

もちろん答えはでませんが、ほんの少し思いを馳せて、

自分には、あとどれくらい、何が出来るのだろうかと考え続けています。

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