東日本大震災・ボランティア

猫のイベントと福島の動物たち

またまたこちらのブログは随分と放置してしまいました。

最近はTwitterとfacebookが使い易くて・・・coldsweats01

うたたねTwitter は私が呟いていますのでぜひチェックしてみてくださいねhappy01

 

東北ボランティア関連はもっぽらfacebookを120%くらい活用させて頂いています。

facebookが無かったら、全国(世界)に散らばるボランティアと

どうやって連絡を取っていたのか考えると想像もできません。

東北についてや被災動物についても書きたいことは山ほどあるのですけど

なかなか写真や言葉にできない事情もあります。

最近は、被災者の方々から手紙やハガキ、メールを頂く機会もあり、

お礼の言葉と、差出人住所に「〇〇仮設住宅」という文字を見るだけで、

胸が詰まります。

うれしくてではなく、不条理な現実を改めて感じるからです・・・。

震災からもうすぐ一年ですが、

行方不明になった飼い犬や飼い猫を探している方もまだ多くいらっしゃいます。

 

そしてこちらは飼い主様を探しています情報sign03

~福島被災保護動物リスト集~

動物保護団体・個人ボラより原発事故地域から救出され

ネットにアップされた犬猫を約1900頭掲載、

デジタル版はこちらからご覧になります。

第一便 750頭 ここから ↓↓
... http://data.axmag.com/data/201201/U37355_F71994/index.html
第二便 500頭 ここから ↓↓
http://data.axmag.com/data/201201/U37355_F71703/index.html
第三便 730頭 ここから ↓↓
http://data.axmag.com/data/201201/U37355_F72123/index.html
 

プリントアウトはPDF版からも印刷できます。

福島の方で実冊子ご希望の場合は、

「被災保護動物リスト集を作る会」代表、渡辺さんのブログ

「新装開店 お庭へようこそ」をご覧下さい。

実冊子はペットをお探しでご希望の方に無料でお送りしています。
http://onyawan.blog93.fc2.com/

福島の原発事故地域から保護され把握できているだけでも1900頭です。

岩手、宮城、福島、この震災でどれだけのペットが行方不明になり、

飼い主さんとはぐれたのでしょうか・・weep

 

さて、2月22日は猫の日ですheart04

26日まで宮崎市内の5店舗と協賛してスタンプラリーを開催しています。

詳しくは、こちらのブログを。

スタンプラリーと同時に「福島県動物救護本部」への義援金募金箱を置いています。

そして、うたたねでは義援金缶バッジを販売していますsign01

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小が200円、大が300円、数に限りがあるのでお早目に~dash

ものすごーくレアものなんですよ、

福島動物救護本部に行っても売切れで手に入らない日もあるんですから。

九州で、宮崎で手に入るのはうたたねだけですsign03

東北は遠いでしょう、宮崎からは福島の話なんで遠いところの出来事でしょう。

何もできないと思うでしょう、

福島県動物救護本部で保護されている犬猫は現在も240頭

先は長く、終息は見えません。

この缶バッチひとつで、つながっていく命があるのです。

どうぞご協力をお願いいたします。

世界中の猫が幸せになりますようにshine猫の日に祈りたいと思います。

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朝日新聞 2月21日夕刊より

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どれくらいの期間・・・

震災から8ヶ月も過ぎ、東北から遠く離れた宮崎では、

被災地のことも思い出すことも少なくなってきました。

どんなに時が経っても忘れないようにと

私自身は被災地に行き自分の目で直接見てきましたので

折を見てこの話題を書き続けていきたいと思います。

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関心のある方はお付き合いください。

 

私は現在も、被災動物の問合せのボランティアを担当させて頂いています。

ネット社会ですからね、遠く離れていてもできることはあります。

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ネット上にはたくさんの被災動物情報のサイトがあります。

 

最近、宮城県の迷子動物に隣県の福島や岩手からの問合せが増えてきました。

特徴は似ていても、「隣の県だから違うのに…、探し方も分からないのかな」

「いくらなんでも隣の県に流れつかないよね」と思い作業をしていたのですが、

でも先日、ある方のメールで気付いたのです。

この方達は決して探し方が分からないのではないのです。

自分の住んでいた町、市、県、保健所、動物愛護団体、動物病院、

近所にチラシを張り、探せるところは全て探しても見付からない中で

他県の情報を目にして、ほんの少しでも自分の愛犬、愛猫に似ていれば、

僅かな可能性に掛けて問合せをしてきているのです。

家も家財も全て流されても、一緒に暮らしていた犬や猫は家族と一緒、

遺体が見つからなければ8ヶ月経っても諦めきれないのです。

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自宅から離れた所に避難して、探しに行きたくても車もガソリンもなく

「かわいそうなことをした…」と今も悔やんでいらっしゃる方もいました。

 

詳しい特徴や写真をメールすると、

ほとんどが「似ているけど違いました」との返事で

震災から8ヶ月も経つと直接のマッチングまで進むことも少なくなっています。

石巻動物救護センターでボランティアをしていた時は、

面会など被災者の方と会う機会があると

あの大震災の中、大津波が迫る中、どうやって犬猫と逃げ、助かったのか

貴重な体験を聞くことができましたが、

今はまた別の形で貴重なお話を読ませて頂いています。

皆様たくさんの想いを書いてくださるのですが、私は、

「きっと優しい方に保護されて元気に暮らしているここと祈ります」と

ありきたりの返事しか書くことが出来ずにいます。

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「被災者」と呼んだり、書いたりしていますが、

最近、少しこの言葉にも違和感を感じています。

3月10日まで私達となんら変わらず、

温かいお家で、家族と、犬と、猫と楽しく過ごしていたはずです。

今、ネット上には3月10日で更新の止まったブログが多数あるのをご存知ですか?

そこには、私達と同じ様に美味しいものを食べたり、旅行に行ったり、

犬や猫と過ごす家族の写真があります。

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大震災が起こり、自分の町が壊滅し、家も車もなくなり、

大切な家族も、猫も行方不明になったら

私はどれくらいの期間探し続けるのだろうと考えてみます。

半年、一年?

もちろん答えはでませんが、ほんの少し思いを馳せて、

自分には、あとどれくらい、何が出来るのだろうかと考え続けています。

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石巻へ感謝を込めて

いつもうたたねの募金箱への寄付、募金ありがとうございます。

うたたねのお客様からもご支援いただきました、

石巻動物救護センター が役目を終え、9月30日に無事に閉所しました。

石巻地区の仮設住宅が9月中に完成、

お預かりしている動物たちはほぼ全て被災者の皆様に返還されての閉所です。

4月に石巻へ通い出した時から、

できれば最後まで見届けたいとの思いがあったので、

8度目の訪問、9月末~10月2日まで石巻に行ってきました。

1a_2~最後の記念撮影~


動物愛護の活動には終りがありません。

捨てられたり、迷子になったりする犬猫がいる限り活動は続きますが、

被災地での活動は、いつか終りが来るのだと知りました。

それが早ければ早いほど、復旧、復興に向かっているということです。

ボランティアにとっては終りでも、

被災者の方にとっては、復興に向けた新たなスタートでもあり、

愛するペットとの半年振りとなる生活の始まりです。

私がいた数日は20匹~30匹の動物たちのお迎えがありました。

たぶん、みんな笑顔で見送りできたと思います。

泣いてしまうボランティアさんは皆さん遠くから見送っていましたから・・・、

私も事務局で仕事をしながら窓越しにみんなのお別れを聞いていました。

センターには犬猫だけでなく、カメやインコ、オウムもいました。

オウムはいつも事務局で大きな声で色々とお話をしていたのですが、

お迎えが来て、車に乗った時にボランティアに向かって

「バイバーイsign01」と大きな声で鳴いたそうです。

たくさんの奇跡が起こったセンターでした。

素晴らしい獣医師達とボランティアと温かい支援者が集まり、

自分がお手伝いできたことより、受けとったものの方がずっと多かったと思います。

預かったり、保護した犬猫は全部で300匹以上、

お手伝いしたボランティアは日本だけでなく世界中から総勢2000人、

私もその中のひとりでいれたことを心から感謝しています。

フードやケージ、衛生用品など余った物資は

支援頂いたコンテナ、プレハブに詰め込み福島に輸送されます。

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コンテナには石巻から福島へ、みんなからメッセージが書かれました。

迷子で保護されたり、飼主さんが亡くなられたり、

やむを得ず所有権放棄された犬猫たちは、

ボランティアが引き取って行きました。

私は隔離室を担当していたので、心配だった猫がたくさんいましたが、

さすが遠くから被災地に来るボランティアだけあって、

威嚇する猫、病気の猫は、いち早くみんなが連れて帰ってくれました。

私は活動途中で、3匹の子猫を預かりましたが、

可愛い子猫はすぐに新たな里親さんの元に巣立っていきました。

「最後に残った猫がいたら、連れて帰るわ」

何度がリーダーには伝えていましたが、

私の出る幕はなさそうだったので少しホッとしていましたら、

最後の最後で所有権放棄の猫がでました…、

入退院を繰り返していた、みんなが心配していた猫でした。

その猫が最後に運び出されて、猫舎プレハブの中の解体が始まりました。

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このケージが置かれていた棚もみんなボランティアの手作り、

資材も手分けしてボランティアで買って石巻に送って、

私が送った防水シートだけでは足りなくて、

大阪から来ていた獣医さんが残りを買ってくれたと聞きました。

何もないところからみんなでアイデアを出し合って作り上げたセンターでした。

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みんな様々な想いを抱いての解体作業でした。

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いつもボランティアが20~30人いてあんなに賑やかなセンターだったのに、

私達が帰るときには静まり返っていました。

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初めて見る誰もいないセンターでした。

本当に悲惨な震災でしたが、

ボランティアの私達は、たくさんのことを学び、たくさんの方と出会い、

多くの経験を積むことが出来た被災地でした。

帰りに石巻市内を一望できる、日和山に登ってきました。

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右手に見えるのが何度も報道された石巻市立病院です。

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写真正面、港の近くには積み上げられた瓦礫の山がありました。

震災から半年、遠くから見ると驚くほど片付いた石巻、

時間は掛かるけど、この町はきっと復興できると思えました。

もうほとんど第二の故郷です!必ず、近いうちにまた訪れたいと願っています。

私が半年間も被災地に通えたのは、

留守中もしっかりとうたたねを支えてくれたスタッフのおかげです。

うたたねは、みんな20代の若いスタッフですが、本当にしっかり者です。

20代や若い世代の素晴らしさは被災地でも感じましたから、

もう「近頃の若い子は・・・」なんて絶対に言わないと思います。

この若い世代がこれからの新しい日本を作っていってくれるのだと信じています。

ご支援いただきました全ての皆様に心より感謝申し上げます。

ありがとうこざいました。

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石巻動物救護センターの引越し

車に付いてる車外温度計は毎日32度~38度…、

台風前の暑い暑い石巻に行ってきましたsunsweat01

7月の石巻動物救護センター は猛暑の中、

全国から駆け付けた多くのボランティアが

100頭以上の犬猫たちの引越し作業に汗を流していました。

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下水道処理場にあった仮設から移動して、

新たに完成した動物救護センターはプレハブの二階建て、

国道の高架下で日陰も多く犬のお散歩コースも随分と広くなりました。

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新たな隔離室は震災チャリティープロジェクト・どうぶつ家族の会

寄贈してくださったコンテナシェルターです。

瓦礫の中から救助され猫たち

ほとんど回復に向かい元気を取り戻しつつあります。

一時間も作業すれば汗と砂埃で真っ黒になるのですが、

私は2日続けてお風呂の受付時間、PM8:30に間に合わず、

宿泊所で深夜の水シャワーのみ…sweat02も経験いたしました。

現在、石巻で営業しているお風呂は、

道の駅・上品の郷の「ふたごの湯」のみ、

石巻で活動したほとんどのボランティアがお世話になっていると思います。

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石巻の温泉は鉄分だっぷりの赤茶のお湯、

3日ぶりの温泉は最高でしたspa

そして今回私が滞在中に、

ずっと心配していた6匹の猫たちに飼主さんが見付かりました!

センターの存在が被災者の方達にもようやく広まりつつあるようです。

震災から4ヶ月を過ぎての涙の対面に私も同席することができましたが、

面会や返還に立ち会えることは、

長く動物のお世話をしているボランティアにとって

一番嬉しい瞬間でもあります。

石巻地区の仮設住宅の多くがペット可です。

一日も早く仮設住宅が完成して

家族みんなが一緒に住める日がくることを祈ります。

石巻獣医師会の被災した先生方の動物病院も

ようやく片付けや内装工事が終わり、動物病院再開となりました。

再開した動物病院を訪問して先生からお話を伺いましたが、

自分自身も被災した中での動物救護活動は大変な苦労があったと思います。

動物たちへの愛情、責任感、熱意、

石巻では多くのことを学ぶことができました。

長期に渡る被災動物の保護活動に引続きご支援をお願いいたします。

追伸~宮崎でも毎週末、各動物愛護団体が

保護した捨て猫や捨て犬の飼主さん探し・譲渡会を開催しています。

うたたねにもたくさんの可愛い子猫たちが、

優しい飼主さんとの出会いを心待ちにしていますheart04

犬猫と暮らしたいと思う方は、

ぜひ、うたたね、譲渡会、保健所などにいらしてください。

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募金箱6月分のお礼

いつもうたたね募金箱に温かい寄付をありがとうございます。

ご報告が遅くなりましたが、

6月分は、うたたね募金箱に16,880円、

東北被災動物の募金箱に9,089円の寄付を頂きました。

スタッフ一同、心よりお礼申し上げますm(_ _)m

東北募金箱の分は石巻動物救護センターへ振り込みいたしました。

一日も早く被災地の動物たちが

飼主さんのもとで暮らせますようにと祈ります。

先月石巻で、私がお世話をしていた猫ちゃんに

飼主さんが面会にいらっしゃいました。

自宅は6mの津波にのみ込まれ家財もなにひとつ残らず、

今は家族で避難所で暮らしているそうです。

キャリーバックに詰めた猫3匹だけを車に乗せて逃げたけど

途中で2匹の猫を乗せたまま車も津波にのみ込まれてしまったお話を聞きました。

センターで預かっている猫だけは、

近くのアパートの二階のベランダに投げて助かったそうです。

その猫ちゃんは病気やケガはないのだけど

あまりに臆病なので、静かな隔離室に保護されていました。

きっとものすご~く怖い経験をしたのだと思いますweep

「来週は仮設住宅が当たるといいなぁ~」…、

飼主さんは愛猫を撫でながら何度も呟いていらっしゃいました。

(石巻の仮設住宅の多くがペット可だそうです)

あれから一ヶ月、

仮設住宅が当たっているといいな、

あの猫ちゃんが飼主さんと暮らせているといいな、心からそう願っています。

来週初めは台風が心配な宮崎ですが、

明日からまた石巻に行ってきます。

これで最後にしようsign01と思いつつ、

帰ってくると次はいつ行こう…と考えていますcatface

石巻は羽田空港から、

首都高~東北自動車道を走って6時間くらいの距離にあります。

下水道処理場に間借りしていた仮設のセンターは、

先週末から引越しの真っ最中、

数棟のプレハブ、100頭ほどの犬猫、たくさんの物資、

全てを運ぶにはボランティアが全然足りないそうです。

東北も連日30度越えの真夏日ですが…頑張って来ますsun

前回は国際便も復旧した仙台空港にボランティアさんを迎えに、

石巻~松島~仙台港~仙台空港まで海岸線を走りましたが

あまりに復旧が遅いこと驚きました。

仙台市内でも海岸線の信号機は壊れたまま、

破壊された建物も車も船さえも道路脇に放置され、

仙台空港周辺には数百台の車が積み上げられたままでした。

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仙台空港は宮崎空港と立地も建物もよく似ていて、

なんとも言えない悲しい気持ちになりました。

宮城にいる時は毎日震度2~4の余震も続いていますし、

この私でも被災地を走るのはやはり怖いです。

被災地はモノクロの町、

色のない世界、

そう感じます。

あの瓦礫の山を目の前にすると

誰が片付けるのだろう…

どうやって片付けるのだろう…と途方に暮れてしまいます。

震災から4ヶ月も経った被災地の今を見ても、

きっと皆さんは愕然とすると思いますが、

それでも地元の人達、たくさんのボランティアの手によって

少しずつ、少しずつ復旧しています。

被災地の人々が自立して生活できないと、

本当の復旧、復興はあり得ません。

支援の形は色々とあると思いますが最近私が参加しているのは、

東日本大震災 復興牡蠣プロジェクト

寄付でなく、オーナー制度で被災地の牡蠣生産を支援します。

田代島にゃんこ・ザ・プロジェクト

こちらも支援基金によって田代島の漁業を猫たちを応援します。

ふんばろう東日本プロジェクト

被災者ご本人が希望している支援物資を直接送ることが出来ます。

私も今回”たんすの肥やし”を石巻に持参いたします。

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買ったけど似合わない…、

この一年で8kgも太り…coldsweats01「痩せたら着よう!」

「その内ヤフーオークションかフリマに…」で着ないまま眠っていた洋服たちsweat01

整理してみたら20着以上ありました。

夏物衣類を希望している被災者の元に届けてきます。

(衣類の受付は基本的に新品です)

皆さんのお家にも使っていない家電やギフト生活用品はありませんか?

ぜひ「ふんばろう東日本」のサイトで探してみて下さいね。

これなら遠い宮崎からも被災者を直接支援することができます。

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3度目の石巻動物救護センター訪問~其の四~

暑~~~い…sunsweat01

6月23日、石巻動物救護センターへ着くとプレハブの中は37度を超えていた…sweat02

南国宮崎からすると東北は涼しいイメージがあるが、

実は暑い暑い、4月に訪問した時の顔の日焼けがまだ取れない位日差しも強いsun

それでも猫たちは保護された当時よりはずっと落ち着き、

掃除とご飯が終るとケージの中で伸びきって寝ていた。

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午前中に50匹以上いるすべての猫ケージを消毒、

ペットシートとトイレを交換して、ご飯とお水をあげる。

プレハブ内は扇風機が数台回っているはいるが、吹いているのは温風…sunsad

汗をかく…なんてものではなく、

汗は全身を滝のように流れ落ちる。

午前中の3時間はただ無心のみ、まるで修行の身である。

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犬たちは相変わらず「出して!出して!」ワンワンと鳴き続け、

一度は落ち着いたように見えた震災後のストレスは強くなっている面もあった。

午前と午後に敷地内の芝生を散歩させてもらうのだけど

犬舎に戻る時間になると、「イヤ-イヤ-!」と地面に突っ張って抵抗する。

抵抗する犬たちはお世話をするボランティアさんの手を容赦なく噛む、

被災地では通常の保護施設やシェルターの常識が通じないようで、

プロのドックトレーナーでも数匹の犬には手を焼くほど、

気の毒に毎日数人のボランティアや獣医までもが噛まれて血を流していた。

普段は可愛らしい犬なのに…、

ケージに入るのだけは本当に嫌なのだ。

でも、どうするとこもできない・・・、ここは被災地なのだから・・・、

人間でもプライバシーのない避難所で頑張っている。

美味しいフードが朝夕食べられて、

毎日ケージもきれいに掃除してもらって、

午前午後と散歩にも連れて行ってもらって、

獣医在住なので感染症予防も治療も万全、

人間側から見れば「恵まれた環境」であるが犬たちは理解できない。

「なんでこんなところに閉じ込めるのannoy

「大好きなパパ、ママはどこ…?」

幸いにも噛まれた傷は勲章になる。

「ほらsign01」絆創膏を剥がしてまで噛まれた傷を見せ合う。

本当に愛する犬バカばかりなのである。

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猫はどうやら諦めが早い生き物のようで

午前中の掃除とご飯が済むと、

ほとんどが手足を伸ばして無防備に爆睡してしまう。

頭の良い猫は「出してにゃーんheart04」とゴロゴロと甘える。

可愛いのでうっかりケージから出してしまうと

後は猫の思うがまま…、

棚を上へ下へと逃げて数時間は猫に翻弄されてしまう。

そして午後は猫好きボランティアはお気に入りの猫ちゃんを抱いて癒される、

猫舎はほんのひと時、猫カフェ状態・・・lovely 至福の時であるheart01

普段、猫カフェに行けない人はぜひ被災地のシェルターに行ってみませんか?

50匹以上の猫たちが皆さんを待っていますから。

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私は2日目からまた隔離室を担当、

一度世話をした病気の猫たちが心配でたまらないから

隔離担当は何度来ても隔離希望、

幸い私は猫カフェには厭きるほどいるから隔離室は適任なのである。

前回世話をした重体の猫たちも回復して飼主さんの元に戻ったり、

一般の猫舎に移動したり、

一番心配していた猫も入院したりもあったけど少しずつ元気になっていた。

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自分がわざわざ被災地に行く意味があるのか、

行って何か役にたつのか?

その疑問は2回目の石巻訪問時に消えた。

私が石巻に着いた時に隔離室を担当していた女性は、

「引き継ぎがいなくて帰れない、明日から仕事なのにどうしよう…」と泣いていた。

「前回も隔離を担当して病気の猫を看れる」と私が話すと、

彼女は愛情いっぱいに一匹ずつ症状を説明し引き継ぎをしてくれた。

僅か3~4日のお世話なのに、

こんなにも病気の猫に愛情と情熱を注げるのかと頭が下がるほどだった。

彼女は「また来るね」と約束して安心して関東に帰って行った。

私が今日ここに来る意味はあったのだと納得した。

今回も石巻に到着すると、

隔離担当の女性は「明日関東に帰る」ところだった。

始めて会う方だけど、私は彼女の名前を知っていた。

前回に彼女の残した丁寧な引継ぎメモを見ていたからだ。

隔離室は毎回ひとりが担当するけど、

この3ヶ月間、引継ぎメモで繋がっていたのである。

長期で犬舎を担当した女性は、

4月はメキシコから、6月はアメリカから来日して3週間ずつ石巻に滞在した。

彼女の明るさで石巻は毎日笑顔に包まれていたし、

彼女に抱かれた犬たちは安心しきって笑っていた。

5月から猫舎担当の女性はニューヨークから来日して、

1ヶ月以上、石巻に泊り続け猫のお世話をしていた。

彼女の優しさは被災地のシェルターを

まったりとした猫カフェの雰囲気に演出してくれていたheart04

みんな溢れんばかりの愛情で一匹一匹の犬猫たちをみている。

自分が一番の猫好き!なんて思い上がってはいけない。

年齢も仕事もボランティアの経験も関係なく、

世の中には呆れるくらい無類の猫好き、犬好きがいるのである。

被災地の犬猫のストレスを軽減する薬は愛情でしかない。

石巻には日本中から、世界中から不思議で魅力的な人間が集っていた。

~注意~

7月初旬にプレハブにはエアコンが付いたそうですhappy01

インフラ班(設備)の皆さん、ありがとうございました。

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災害時に用意しておくこと

18日(土)の宮崎日日新聞に

「災害時に用意しておくこと」を掲載頂きました。

手違いで私の顔まで掲載されてしまっようで失礼いたしました…coldsweats01sweat01

わたしく、病気療養しまして、この一年で8kgも太っておりますsweat02

「ワンコ・にゃんこの飼主さんが災害時に用意しておくこと」

現物とチラシはうたたね店内にも置いてございますのでぜひご覧下さいね。

被災地で聞いて「なるほど~」と思ったものも多くあります。

ブログでは説明も含めて掲載いたします。

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<玄関近くに用意>

1. 猫は洗濯ネット頭数分

多頭飼育の方は特に必需品!

三つ、四つのキャリーバックを抱えては逃げられません。

洗濯ネットを頭数分を用意しておけば、

避難の時はひとつのボストンバックに入れて抱えて逃げられます。

洗濯ネットに入れていれば避難所や車の中で抱いて、

お互いに体温を感じて落ち着くこともできます。

2. キャリーバッグ、犬猫が入るサイズのバッグなど

3. 食べ慣れているフード一週間分

被災地への支援物資は人間優先、

今回の災害のような場合、ペット用品が届くのには一週間以上掛ります。

4. ミネラルウォーター(軟水・マグネシウム含有量の少ない水)一週間分

犬猫に多い、尿管結石はマグネシウムで発病します。

表示を見てミネラル成分の少ないものを用意ください。

被災地では犬猫もストレスから病気になり易い環境です。

5. ペットケージ

6. ハーネス&リード(猫は同周りをしっかり支えるもの)、迷子札

被災地で「欲しい支援物資」としてすごく需要がありました。

室内犬や小型犬は抱いて逃げた方が多く、

リードがない為に一月以上も散歩が出来ない犬がたくさんいました。

非常用セットにも必ず入れておいてください。

猫も胴をしっかり支えるハーネスがあると散歩ができ、

避難所などの狭いケージ生活でのストレス解消になります。

7. ケージに入る小さなトイレと猫砂、ペットシート

8. 水入れとフードの器(使い捨てできる紙カップも便利)

多くの自然災害時は水が使えません。

一週間分の使い捨てカップがあると衛生的で感染症予防になります。

9. タオル、ティシュ、ウェットティシュ、新聞紙、ビニール袋、ゴム手等

10.普段飲んでいる薬、医療手帳、消毒薬、消臭剤

11.犬は動物用の靴や靴下(ガレキでのケガ予防)

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<普段からしておくこと>

・ペットの写真を財布などに入れて持ち歩く(全身の特徴がわかる写真)

・ネット上にも保存

今回の災害ではほとんどの被災者が写真も携帯も失いました。

一ヶ月もさ迷った犬猫はやせ細り、飼主でも見間違うほど、

全身の柄などの特徴の分かる写真を安全な場所に保存ください。

「あなには自分の犬猫の特徴を正確に言えますか?」

正確な説明ができないと保護されていても対面できない場合あります…。

・首輪に鑑札、狂犬病予防注射の済票(犬)、迷子札  

飼主の氏名、ペットの名前、連絡先等を記載、

首輪に鑑札があればほとんどの犬が飼主の元に帰れます。

・マイクロチップ

早く日本で普及することを祈ります。

石巻動物救護センターでは、

保護した犬猫すべてにマイクロチップを入れました。

・普段遊びながらキャリー、ケージに慣らしておく

病院に行く時だけにキャリーバックに入れられる犬猫は、

いざという緊急時に嫌がって逃げてしまいます。

この時間のロスで逃げ遅れ、亡くなられた方もいます…。

・不妊・去勢手術

保護された時に妊娠している犬猫も多くいました。

被災地では生まれた子犬子猫は感染症で亡くなる確率も高く、

せっかく生まれても飼主さんも飼うことが出来ません。

不妊・去勢手術の大切さを改めて感じました。

・ワクチン接種

さ迷っている間に様々な感染症に罹ります。

ストレスから感染症が悪化して、

せっかく救護センターに保護されても亡くなる犬猫もいました…。

ストレスのない普段の環境では発病しない病気も

被災地では命取りになることもあります。

・ノミ・ダニ予防

・トイレのしつけ

・無駄吠えのしつけ

・狂犬病予防注射(犬)

・フィラリア予防(犬)

・少し離れた親戚や友人でペットを預かってくださる方を探しておく

避難所や救護センターでの長期のケージ生活は、

犬猫にとっては大きなストレスです。

万が一の災害に備えて、少し離れた犬猫好きの友人・親戚と

お互いに預かる約束をしておきましょう

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ボランティア報告会&寄付のお礼

4日間はたくさんのお客様にご来店頂きありがとうございました。

ボランティア報告会と写真展は4日間の予定でしたが、

NHKニュースや新聞各社に取材して頂きましたので、

写真展は19日(日)まで続けます。

田代島(ネコの島)の写真は更にしばらく展示予定です。

店内には、災害時に備えておくと便利な、

ペット用非常セット&チラシも展示しています。

チラシはどうぞご自由にお持ち帰りくださいね。

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ボランティア報告会でお話した内容は、

朝日新聞さんが記事にしてくださいましたのでこちらをご覧ください。

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うたたねカウンターに置いています募金箱に頂きました寄付は、

引き続き被災地の動物たちに寄付させていただきます。

取材いただきました記者様からも寄付を頂きましたm(_ _)m

ありがとうございます。

3月分12,190円は緊急災害時動物本部へ振込み、

4月分11,800円は石巻動物救護センターへシェルフ棚を3つ寄贈、

5月分10,065円は石巻動物救護センターへ振込みさせて頂きました。

皆さまのご協力に心より感謝申し上げます。

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ボランティア報告会&譲渡会のお知らせ

宮城県石巻でのボランティア報告&写真展を開催いたします。

・日時-6月11日(土)~19日(日)
・場所-猫カフェうたたね
・お話-11日・12日16時~
     猫カフェうたたね(名ばかり)owner

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宮城県石巻でのボランティア活動について
災害の時に犬猫たちは…?
普段から飼主さんが災害に備えて準備しておくことなどをお話します。

・料金-通常のうたたねドリンク注文代金のみ
募金箱に頂きました寄付金は被災した犬猫たちに寄付させていただきます。

・写真展は19日(日)までご覧いただけます。
但し、通常のうたたねドリンク注文をお願いいたします。

・11日は高鍋町の黒木農園から新鮮野菜の即売車も来ますdash

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可愛い猫ちゃんの飼主さん探し・譲渡会開催

日時-6月11日(土)10時~11時まで

場所-うたたね駐車場

捨てられたり、保健所に持ち込まれた子猫たちが参加予定です。

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被災地でのボランティア活動報告展

2度目の訪問、4日間の石巻滞在を終え無事に帰ってきました。

ブログに書きたいことは山ほどあるのですが、

帰ってからも雑雑と色々とこなしてまして、文章も写真もまとめきれていません。

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台風前の石巻も大荒れの天気でしたtyphoon

6月11日(土)~14日(火)、猫カフェうたたねで

「被災地でのボランティア・私が見た被災地の犬猫たち」(仮名)を開催いたします。

写真はブログに掲載できないものも多く、

前回の石巻訪問でも、この写真はブログに掲載してもいいかな…と

すごく悩むものがありました。

でもいい写真がたくさんあるんですよ。

前回のブログ に掲載した以上の悲惨な写真はありません。

被災地のボランティア活動はもちろん大変な事も多いですが、

テレビや映画やパソコンを見ているだけでは絶対に経験できない、

素晴らしい出会いや感動もあります。

そのことを少しでも写真と一緒に皆さんにお伝えできればと思っています。

写真展示は6月11日(土)~14日(火)の4日間、

名ばかりownerの「被災地でのボランティア」報告会は

開催時間は11日(土)、12日(日)は16時~を予定、

田代島の猫たちの写真も展示いたします。

詳しくはまたこちらのブログに掲載させていただきます。

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私が石巻に通う理由は、

昨年の10月に石巻と田代島(ネコの島)を訪れたばかりということもあります。

震災後は私も田代島が心配で毎日ネットと新聞で情報を探しました。

幸いにも田代島では大きな被害は比較的少なく、

猫たちもほとんど無事が確認されています。

でも電気も通信も断たれた島の人達は、震災から一週間以上経ち、

自衛隊のヘリが田代島に降りて初めて本土や石巻の惨状を知ったそうです。

「田代島の復興には石巻の復興が必要不可欠ゆえ、

田代島よりも石巻への支援を考えてほしい」

支援やボランティアの申し出に、島の方達が答えた言葉です。

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田代島には猫神様が祭られている古い神社があり、

神主さんは先祖代々○○姓の家で、偶然にもその名前は私の旧姓と同じでした。

石巻地方に一番多い姓、

石巻動物救援本部にも同じ姓の方が何人かいらっしゃいました。

遠い先祖は東北だったと聞いていましたが

今では「石巻だったのかな~…」と思うのです。

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実は3月11日は田代島に行く予定でした。

前回は慌ただしい日帰りのひとり旅だった為、

今度は田代島の民宿にゆっくりと宿泊して、と家族が計画を練っていたのですが

うたたねでの仕事が入り私は12日に宮崎に戻ることになってしまいした。

10日は仙台に泊り、11日の昼食は石巻で美味しいお寿司を食べて、

14時~15時くらいはフェリー乗り場に向かい河口を歩いていた頃でしょうか。

その場所に行きたかったのですが、

今は全てが破壊され、10月に立ち寄ったお寿司屋さんにも

パン屋さんにも行くことはできませんでした。

宮崎の猫たちが私を呼んだのでしょうか、

田代島の猫たちに「来るにゃー!」と追い払われたのでしょうか。

猫に助けられた命なので、今は石巻が復興するまで通おうと覚悟を決めています。

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そして、いつの日かまた可愛い猫たちに会いに、

田代島にも行きたいと願っています。

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